一般の従業員は普通、自分で税金を払う手続きをする必要がありません。雇用主は、給料からPAYE (Pay As You Earn) という税金を直接差し引いて税務署に送ります。
雇用主のいない人は、自分でどのように税金を払うか決めなければなりません。例えば自分の会社から給料をもらってPAYEを引いて税務署に払うことも可能です。
ただし、自営のビジネスを持っている人は“Provisional Tax”という税金を払うことも出来ます。
PAYEは給料日毎に税金を払いますが Provisional Tax は一年に3回しか払いません。その会計年度末に、収益を計算し、支払った Provisional Tax の過不足分を計算します。多すぎた場合はもちろん税務局から返還してもらいます。足りなかった場合は足りない分をTerminal Tax で払います。
3月31日が税金の年度末の場合は下記の通りです。
Provisional Tax 1 回目 8月 28日 Provisional Tax 2 回目 1月 15日 Provisional Tax 3 回目 5月 7日 |
ただしGST を年に2回しか申告しない人はProvisional Taxも2回となります。また、Provisional Tax を年に6回支払うことも可能です。これは “ratio option” という選択です。この ratio option のことはまた別の記事で解説いたします。
これらはあくまでも一般的なガイドラインですので詳しくは最寄の公認会計士にご相談下さい。
公認会計士 ウォレン・ハーディー ©