ファミリーアシスタンスを受けるには、16歳以上でNZの永住権を持ち、12ヶ月以上NZに在住していることが必要です。又は、保護者に永住権がなくても、その子供が永住権を持ちNZに在住する場合は資格があります。両親が別居している場合は、2週間に5日以上(1年に122日以上)保護者として子供と暮らす場合にのみ支給されます。
ファミリーアシスタンスは、18歳以下の子供のいる家庭に支給される補助です。主に下の4種類に分けられます。
- ファミリーサポート
これはほとんどの家庭が対象となります。支給額は子供の数とその年齢、一家の所得によって決められます。
- インワークペイメント
両親のどちらかが働いていないと受けられません。1人、もしくは2人合わせた労働時間が週30時間以上(シングルペアレントの場合は週20時間以上)の人が対象とされます。
- ファミリータックスクレジット
政府が、家庭の最低年間所得を保証するために作られたものです。これは年間の所得が$17,680 (税抜き)以下の家庭を対象としています。
- ペアレンタルタックスクレジット
子供の出産時に受けられます。
わかりやすく具体的な例を挙げてみますと、
鈴木さん夫婦には小学生の子供が2人います。お母さんは専業主婦で、お父さんは年に$52,000(週$1,000)の収入があります。鈴木さん一家のファミリーアシスタンスを計算してみましょう(2016/2017)。
ファミリーサポートは1週間で$98、インワークペイメントは1週間で$72の計$170が毎週支給されます。子供達の年齢によって支給額は多少変わります。
また鈴木さんに赤ちゃんが生まれたら、出産後10週間は、1週間に$220のペアレンタルタックスクレジットが受けられます。
これらはあくまでも一般的なガイドラインですので詳しくは最寄の公認会計士にご相談下さい。
公認会計士 ウォレン・ハーディー ©